2013年12月19日木曜日

伊豆大島の元気を椿が連れてくる



平成25年10月16日、台風26号で土石流被害を受けた伊豆大島。いまだに行方不明者の方がいらっしゃり、仮設住宅や避難先でご不自由をされながら生活されている島民の方がいます。

被災後、何もできない自分の非力さを痛いほど感じつつ、島に暮らす友人、知人たちが復旧・復興に尽力している姿をずっと見てきました。
また、全国各地からのはげましのことばと数多くのボランティアの方々のサポートにどれほど元気をいただいたことか。伊豆大島に多少でもかかわってきた人間として、また東京都民として心からのお礼と敬意を表したいと思います。

本当にありがとうございます。


復興にはまだしばらく時間がかかると思います。
でも、それとあわせてそれまでと変わらない観光客のみなさんに楽しんでもらえる島へとゆっくりと戻っていくことも大切だと思っています。

伊豆大島といえば、やっぱりイメージするのは椿の花。
1月後半には椿の花が咲き始めます。
伊豆大島では復興を祈念する趣旨で来年26年度も恒例となっている「椿まつり」を開催することを決定しました。

椿は伊豆大島の暮らしと密接にかかわってきた島のシンボル。
300万本あるともいわれる群生した椿が花開く様子は、生命力にあふれ見る者を感動させます。
そんな椿の時期までもう少し。

ほほ笑むようにほがらかに咲き誇る椿の花と共に。
多くのみなさんをお出迎えできればと願っています。