2013年12月19日木曜日

伊豆大島の元気を椿が連れてくる



平成25年10月16日、台風26号で土石流被害を受けた伊豆大島。いまだに行方不明者の方がいらっしゃり、仮設住宅や避難先でご不自由をされながら生活されている島民の方がいます。

被災後、何もできない自分の非力さを痛いほど感じつつ、島に暮らす友人、知人たちが復旧・復興に尽力している姿をずっと見てきました。
また、全国各地からのはげましのことばと数多くのボランティアの方々のサポートにどれほど元気をいただいたことか。伊豆大島に多少でもかかわってきた人間として、また東京都民として心からのお礼と敬意を表したいと思います。

本当にありがとうございます。


復興にはまだしばらく時間がかかると思います。
でも、それとあわせてそれまでと変わらない観光客のみなさんに楽しんでもらえる島へとゆっくりと戻っていくことも大切だと思っています。

伊豆大島といえば、やっぱりイメージするのは椿の花。
1月後半には椿の花が咲き始めます。
伊豆大島では復興を祈念する趣旨で来年26年度も恒例となっている「椿まつり」を開催することを決定しました。

椿は伊豆大島の暮らしと密接にかかわってきた島のシンボル。
300万本あるともいわれる群生した椿が花開く様子は、生命力にあふれ見る者を感動させます。
そんな椿の時期までもう少し。

ほほ笑むようにほがらかに咲き誇る椿の花と共に。
多くのみなさんをお出迎えできればと願っています。




2013年9月23日月曜日

これを食べずに帰っちゃダメ!ふるとろ感がたまらない、大島牛乳ぷりん♪



伊豆大島から東京に帰る(とはいっても大島も東京都ですけどね)船に乗り込む前のわたしのお楽しみがコレ。知る人ぞ知る伊豆大島の絶品スイーツ、大島牛乳ぷりん。元町にあるシャロン洋菓子店さんのヒットアイテムで、島で育った牛たちからいただく大島牛乳のしぼりたて生乳を100%使用。それだけでもうれしいのにさらに防腐剤、保存料など添加物を一切使わない本当に手作りのホームメイドスイーツです。

そんなウンチクは抜きにしてとにかくその美味しさに感動です。

プリンを買うとつけてくれる専用の長いスプーンでひとさじ。ふるふるっと卵色のプリンの柔かさにまず驚きます。そして、こぼれ落ちないようにしながらふるんっと口に。とろりとまろやかな生乳のコクと厳選した卵の甘みがふわりと広がり、しみじみ「おいしい~」とつぶやきたくなる。
素材のよさを味わってほしいというこだわりからでしょうか、甘さは実に控えめ。ひとさじごと、その素朴で味わい深い美味しさを楽しみながらビンの底にひそむキャラメルのほろ苦く甘い部分へとたどりつくのがもう、うれしくて幸せ。

一日200本ほどしか作らず、日持ちもしないのでお土産に持って帰るにはこの大島牛乳プリン、購入するタイミングが大事。
実は元町港と岡田港の伊豆大島にふたつある船客待合所内の売店で購入できるのです。
わたしはいつも船に乗り込む前に売店にかけこみ、いくつかをゲット。カチャカチャとビンのまま袋に入れてもらいます。家に帰ってからゆっくり味わうつもりが船内でがまんできずに1個、食べちゃうことも。もちろん、売店でも遅い時間帯だと売り切れてしまうこともあるのですが、そのときは次回を楽しみにぐっと我慢。

お取り寄せもできますが、やっぱり大島で遊んだ帰りに思い出と一緒に、ひとさじごと味わってもらいたい絶品プリンです。




2013年8月18日日曜日

島ミシュラン勝手に認定!伊豆大島名物べっこう寿司



トロリと飴色のにぎりはみごとに大ぶり。豪快に何もつけずにそのまま口いっぱいにほうばると島トウガラシの辛みがつんと鼻にぬける。目の前の海で水揚げされた白身は弾力と甘味があり、シャリと共にかみしめるたびにお寿司を味わう幸福感に包まれる。これが伊豆大島名物のひとつ、べっこう寿司の正しい味わい方。笑


べっこうという名前はもちろんその色から。
獲れたての魚を醤油に漬けた「ヅケ」スタイルでピリッと辛い島トウガラシを加えているのが特徴。ワサビが自生しない伊豆大島での保存食という先達の知恵でもある。


島に点在する食事処はもちろん、民宿や旅館でも登場するローカルフード。でも、ちょっとごちそう気分も味わえるのがやっぱりお寿司のうれしいところ。
緊張するような高級寿司店ではなく、真っ青な海に囲まれた島でのんびり味わうのが一番似合うべっこう寿司。実はとっても贅沢な味わい方かもしれません。


ということで文句なしの島ミシュラン(勝手に)認定です!





2013年7月24日水曜日

三原山から世界遺産・富士にエールを!



大変ごぶさたしてました。
東京アイランダー寺田です。みなさん、お元気でしたか?笑


連載・復活記念、というわけではないですが今回のテーマは富士山!
実は伊豆大島の中心、三原山は絶景の富士山ビューが満喫できるスポットなのです。

一番ラクなのは展望エリアの駐車場から。写真がそれです。

眼下に元町の市街が広がり、雄大な相模湾と伊豆半島のその先にすっくとたたずむ富士の雄姿。天気がよければそれはすばらしいドラマチックな光景が楽しめます。

もちろん山頂までいけばさらに感動的な360度のパノラマと一緒に富士を見ることも。


古くから三原山の噴火は御神火として信仰され、山頂には三原神社が今もあります。1986年に噴火が起こった際、不思議なことに溶岩流は社殿を避けるように流れて、直前で止まったことから御神火さまのパワーだといわれています。

三原山は高さ758m。火口までゆるい坂道を歩いて30〜40分ほどと富士登山と比べてはるかにラク。御神火のパワーある三原山山頂から、日本の象徴、富士山へ世界遺産の熱いエールを送ってみてください!