2011年12月25日日曜日

伊豆大島のひらいた感じが、心地いい


仕事で日本の各地の島をめぐりながら思うのは、
いい意味でもちょっとネガティブにも、
島くらしというのはクローズドな空間だということ。

ふらりと私のような「外」の人間が歩いていると、
島の人たちの視線を痛いほど感じることがあります。
もちろん、一度、会話をしてしまえば、
あとは、心からの思いやりともてなしで受け入れてくれるのですが。



伊豆大島には、それがないな、とふと、思う。
見慣れない顔の人間がいても、気にする気配がまずありません(笑)。

これって、きっと東京の島だからじゃないのでしょうか。

伊豆大島から東京までの距離は100キロちょっと。
ジェットフォイルで1時間45分。
飛行機ならわずか25分の場所に、1300万人が暮らす大都会がある。
島の住民もれっきとした東京都民。
親戚や家族、子供たちが東京で暮らす人たちも多くいらっしゃる。

そんな伊豆大島の環境が、
外にひらかれた空気感のようなものを作っているのじゃないのかな。
で、それが島を訪れた我々には、なんとも居心地がいいのです。

しっかり島時間を満喫しつつ、
ちょうどいい塩梅でほっておいてくれるゆるさ。

東京の島はこうでなくっちゃね。