2011年11月6日日曜日

伊豆大島の空の下、オペラ「椿姫」が響きわたる

伊豆大島の名産、といえばご存じ、椿。

ということで、実はオペラ「椿姫」が毎年、開催されています。
それも、なんと屋外上演。




先日、その第七回目のオペラが開催。
場所は、リス村の広大な芝生の広場。それまで降っていた雨があがり開放感たっぷり。
残念ながら、その先に見えるはずの富士山は見えなかったけれど。


観客はみな、芝生にシートを敷いての鑑賞。
このオペラ、実は無料なんです。
観に来られている方も地元の方が中心で、今年は200名ほど。
さらに、この日にかぎりリス村の入園料800円も無料!
すごいなぁ。
キャンプ場もそうだし、運動場もそう。
動物園だって無料。
伊豆大島って、無料の施設、サービスが多い。
というか、多すぎ(笑)。


せっかくのオペラなので、私が持参したのはタータンチェック柄のシートに、
いただきものの赤ワインと、ワイングラス。
プラスチックじゃなく、本物です。
これで、気分がぐんと上がります。




「乾杯の歌」が始まり、「椿姫」が開演。

透き通ったオペレッタの声が伊豆大島の空に響き、
彼らの脇を秋の風が抜ける。

前には日傘をさしたおばあちゃん。
横の芝生では子供たちがころげまわっている。
水平線には行き交う客船。

とってものどかでカジュアルだけれど、芸術に触れる知的な喜びに心が震える。




今年で7回目となる、このオペラ。
伊豆大島でピュアな椿油を製造する「株式会社 椿」が主催。音楽を愛する社長のもと、スタッフ総出でこのイベントを支えています。


来年は、シャンパンを持ってこよう。
それに、音楽やイベント好きな友人たちも誘おう。


きらきらときらめく秋の週末の島オペラ。
ちょっと贅沢で、リラックスする心の栄養です。